台湾ローカルフードを地元食堂で注文する方法!中国語が話せなくても大丈夫!

こんにちは!鶴長あきです。
先日有名な某旅行サイトを見ていたところ、台北のあるお店についての日本人の口コミが目につきました。
「ルーロー飯食べに行ったけど、ずっと待っているのに注文取りに来なかった!」
というような内容でした。

台湾旅行好きな方なら、ぴんときますね。
台湾では店員さんが注文を取りに来ないお店の方が多いのです。
このシステム、知らずに台湾に行った人なら戸惑ってしまうかも。でもそれで誤解して、嫌な思いをしてしまうとせっかくの旅行が台無しですね。
そこで今回は、台湾の地元の人がよく使うローカルな食堂、小吃店などで料理を注文する方法をご紹介いたします。中国語ができなくても大丈夫なのか気になる人が多いと思いますが、ほとんどのお店ではなんとかなる場合がほとんど。それもご説明しますね。

スポンサーリンク

台湾の食堂は「半セルフサービス」?

台湾には食べ物屋さんが沢山あります。台湾では台北にも高雄にも支店があるようなチェーン店もありますが、それらはどちらかというと少し高級なお店。台湾の地元の人がふらりと訪れるローカルフードのお店は、ほとんどが個人経営です。日本で外食というとチェーン店がほとんどですので、これは結構新鮮ですね。
日本人に圧倒的な人気を誇る小籠包の名店「鼎泰豐」などはほぼフルサービスで、店員さんが席に案内もしてくれて、メニューや注文票も渡してくれて、注文票も受け取ってくれて、しかも日本語も話せて(笑)と至れり尽くせり。しかし、台湾の中ではこういう形態は多くはありません。

日本人も、大型スーパーのフードコートなんかで食事したことがある人なら、セルフサービスで食事を注文することだってできますよね。

それなのに日本人が台湾のローカルな食事屋さんで戸惑うのは、半セルフサービスともいうべき、独特の注文形態があるから。
順番に説明していきますね!

台湾の小吃店の基本形


台湾のローカルなお店は大体こんな形態をしています。見た目綺麗ではないですかね(笑)でも、とっても美味しいですよ。
小さいお店なら厨房は外!大きいお店だと中にあります。
そしてその脇を通り過ぎて、奥の室内に椅子やテーブルが。店の前の道路まで椅子やテーブルがあふれているお店もあります。
扉は常に開きっぱなしの所もあれば、夏場はクーラーをきかせるためにガラス扉を閉めているところも。夏場は「冷氣開放」と書いてあるお店の方が快適に食事できます。

混んでいるお店は「外帯」と「内用」に注目


観光客や地元の人で常に混雑しているような人気店の場合、行列そのものを「外帯(ワイタイ)テイクアウト」「内用(ネイヨン)イートイン」に分けている場合があります。観光客ならほとんどの場合は「内用」の方に向かいますね。台湾人は「外帯」する人が多いので、お店を遠目に見たら混んでいても、イートインにはすんなり入れることも結構あります。
(鼎泰豐なんかの超人気店は例外ですよ!!)

では、写真のような親切な看板もない時はどうしたらいいか?
店内に、直接入ってOKです!

お店の外に何人か待っているような人がいても列にはなっていない、店内を見て席が空いているようなら、基本は入ってしまって大丈夫。お店の外で待っているのは、大体が「外帯」の料理ができるのを待っている人たち。バイクで乗り付けて、ヘルメットしたまま待っている台湾人の姿をよく見ますね。

お店の人が「内用嗎?(ネイヨンマ?)イートインですか?」「兩位嗎?(リャンウェイマ?)二人ですか?」などと聞いてきたら、頷いたり、室内を指さしたりして、中で食べることを伝えましょう。「請進!(チンジン)どうぞ入って!」と返されたりします。
ローカルなお店は昼は大体14時まで営業の所がほとんど。13時半をすぎたあたりだと売り切れになるお店もあるので、注意です。

注文用の伝票は、基本は自分で持っていく!


この室内に入るときに、注文用の伝票と鉛筆(ペンのことも)を、基本は自分で持っていきます
大体は、室内に入る直前の、厨房と隔てているカウンターのような部分に置いてあります。束になっているので、一枚だけ持っていきましょう。見当たらなければ、席に備え付けられている場合もあります。

伝票は店によっては「外帯」と「内用」で分かれていることもあります。

席が片付いていないことも

混んでいるお店のお昼時などに行くと、お客さんは帰ったけど、食器などはテーブルにそのままのことも。
日本人には抵抗があるかもしれませんが、台湾人はその状態でもまず席取りというか、空いた席に座ります。
で、その後で店員さんを呼んで前の人の食器を片づけてもらいます。
(ここで日本人はテーブルが片付くのを待ってしまっていると、抜かされたりします。笑)
テーブルの上の食器たちを指さしてアピールすれば、言葉が話せなくても大丈夫です。

伝票(注文票)への記入方法。中国語が話せなくてもOK!


めでたく席に座れたら、先ほどとった伝票(注文票)に記入していきます。
これが一般的な伝票です。基本は文字しかありません。観光客が多いお店になると、写真を掲載してくれている所もありますが、ローカルなお店はありません。あらかじめ人気メニューを調べて行ってもいいですが、漢字から推測できるメニューもありますね。推測できなくても、新しい味に出会える楽しみもあります。
一般的な食事のお店だと「飯類(ご飯もの)」「湯麺類(スープの中に入っている麺類)」「乾麺類(スープのない炒め麺など)」「湯類(スープ)」「青菜類(炒め野菜など)」などに分かれます。「套餐」はセットメニュー。定食みたいな感じです。

食べたいメニューの隣の四角、「單價」は値段です。これを見ても安い!!ですよね^^
ローカルな地元食堂の大きな魅力が、この価格の安さ!お財布にやさしい♪
その隣の四角に、食べたい数量を「数字」か「正の字」で記入していきます。1つなら「1」か「ー」。2つなら「2」か「T」のような感じです。間違ったら上からぐりぐり消せば大丈夫。

そして伝票の中にある「卓號」はテーブル番号。これを忘れずに!座ったテーブルのどこかに、このように数字などが書いてあります。

伝票を渡す。先払いのことも!!!

伝票を書き終わったら、さっきのお店の外の厨房の所にいる店員さん(レジのあるお店ならレジの所にいる店員さん)に渡します。(席の間を行き来している、料理を運んだり、食器を片づけている店員さんではないですよ!)
この時にお金を先に払うこともあります。
「請先付款」
などと壁に貼ってあったら確実に先払いですが、時には何も掲示がしてないことも。
伝票を持って行く時にお財布も持って行くと安心です。

小さいお店の場合はレシートの発行が免除されていますので、統一發票はもらえないことも多いです。

箸やスプーンなどはセルフ


箸やスプーン、調味料やティッシュなどは、席になければお店の中の壁際一か所にまとめて置いてあるので自分で取りにいきます。ティッシュは壁に備え付けのこともあります。
お水はないところがほとんどです。たまにお茶のセルフサービスがあることもありますが、甘いお茶だったりします。。。><

美味しい台湾ローカルフードを召し上がれ♪


あとは席で待っていると、店員さんが料理を運んできてくれます。
台湾の地元で愛されているローカル食堂の料理はおいしいですよ~

食器の片づけは基本必要なし

食べ終わった後の食器は、基本はそのまま席に残しておいてOKです。この辺は、周りの地元の人の行動を見て、それに合わせるのが得策。

お店を出る際に、先ほど払っていない場合はお会計。時にテーブル番号を聞かれることもあるので、覚えておきましょう。

台湾ローカルフードの注文方法は意外に簡単!やってみて!

いかがでしたか?今回はぜひ挑戦してみてほしい、台湾の地元食堂での注文方法などをご紹介いたしました。
中国語が話せなくても、伝票を渡すだけなのでなんとかなるんです。
日本ではあまりお目にかからない注文方法などで初めては戸惑うこともあると思いますが、台湾のローカルな食堂は大体がこのスタイル。一度覚えてしまえば、どんなお店も怖くないですよ^^
お店ごとに少しずつ違ったりもしますが、あまり気にせず、台湾の地元の雰囲気を楽しんでもらえればと思います。

スポンサーリンク